Contents

ケラマラストダイブはトゥナカの瀬

ラストダイブ

ポイントチャンジ

いよいよケラマでのラストダイブ。

2日間のダイビング日程はあっという間。

名残りを惜しむ暇もなく明日には帰らなければならない。

最後のダイビングポイントは何処に行くのか?

阿真(アマ)海岸の外れまでいくがチェックダイブをした結果ポイントチャンジ。

安慶名敷島(アゲナシク島)に方向を変えるが先に阿嘉(アカ)島のダイビングポートが到着。

3回目のポイントチェンジ。

トゥナカノ瀬

トゥナカの瀬結局、安慶名敷島と嘉比(ガヒ)島の中間にある沈み根、トゥナカノ瀬(戸中の瀬)で潜った。

島と島の間、流れも少しある。

深度10mの水底に到着すると大きなサンゴの岩があり、色々な大物が棲んでいる。

根の上ではイソギンチャクとセジロクマノミ

口から頭、背ビレを通って尾に向かって1本の白い線が入る。

大きさと形はハナビラクマノミに似る。

セジロクマノミの体色は何処でも決まってオレンジ。

他の色は見かけない。

赤くないアカヒメジ

サンゴの岩下は穴になり、色々なものがいる。

アジアコショウダイの子供

左側の白地に黒い模様はアジアコショウダイの子供。

大きくなるとこの黒い模様は無くなり、銀の体に胡麻点模様になる。

伊豆半島や房総半島でも見られる。

房総半島では寿司ネタにもなる。

ウマヅラのヘラヤガラ

右側のウマヅラはヘラヤガラ。

英語名はトランペットフイッシュ。

この細長い口でデバスズメダイなど小型の魚をストローで吸うように食べる。

体が真黄色な個体もいる。

関東の海では滅多にお目にかかれない熱帯系の魚。

他にもこのサンゴの穴には色々な物が棲んでいた。

イシガキダイ

大きなイシガキダイもいた。

イシダイの暖海系タイプ。

江之浦のダイスケの親戚。

イシダイの模様が縞模様なのに対してイシガキダイは細かな石垣模様。

大きくなると口が白くなるので大きなイシガキダイをクチジロと呼ぶ。

イシダイは大きくなると口が黒くなるためにクチグロ。

穴の奥で写真は撮れなかった。

赤くないアカヒメジ

根の近くにはアカヒメジが群れていた。

赤くない、黄色い線が入っているアカヒメジ。

何か詐欺にあったような名前。

けれどアカヒメジは興奮すると赤く色を変える。

夜行性で夜には赤く色を変え水底のエサ場をあさる。

また、死んでも体を赤く変色させる。

ゆえに今見ている写真が黄色っぽく見えてもアカヒメジ。

アカヒメジはオジサンの仲間でもありアゴの下に2本のヒゲがある。

このヒゲは味の分かる味蕾で砂や瓦礫の中のエサを捜すときに使う。

真っ暗な夜でも十分役に立つ。