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米ジェット戦闘機が燃料タンク投棄し灯油5600リットル流出 全面禁漁

ジェット戦闘機F16 2月20日am08時40分頃

小川原湖に燃料タンク投棄

とうとう全面禁漁になった。

場所は青森県東北町の小川原湖。

何回もニュースになっている。

2月20日(火)に起きた米軍戦闘機の燃料タンクを投棄したことによる影響。

事故だった

三沢基地を飛び立った米軍 F16 戦闘機が離陸後すぐにエンジン付近から火災を起こし、爆発を防ぐ処置として燃料タンクを2本を切り離し小川原湖上空で投棄。

その後 F16 戦闘機は三沢基地に無事帰港。

しかし切り離し投棄された燃料タンクは小川原湖に落ち、その後の回収などは行われなわれていない。

F16 戦闘機の燃料

 F16 戦闘機の燃料は灯油、メインタンクには4000リットルの燃料が入り、ほかに外付けのタンク3本を装着することが出来る。

外付けタンクは2800リットルの燃料が入り、3本分だと8400リットル。

メインタンクと合わせると満タンで12400リットルもの燃料を積む。

免税で灯油1リットル50円だとすると620000円分。

外付けタンクは捨てる目的

 F16 戦闘機は18リットル用ポリタンクの燃料なら11秒で消費。

メインタンク4000リットルだけなら40分ほど、外付けタンク3本とも満タン12400リットルなら約2時間飛ぶことが出来る計算になる。

けれど戦闘用のアフターバーナーなどを使用した場合は数十分で燃料はなくなる。

また敵と空中戦になった時は空になった外付けタンクを捨て、軽量状態にして戦う。

全面禁漁

投棄されたのは5600リットルの灯油

今回、小川原湖に投棄したのはこの外付けの燃料タンク。

離陸直後なので燃料は満タンと考えられる。

外付けタンクが1本2800リットル、それが2本なので5800リットル搭載のタンクが小川原湖の水底に沈み、今も灯油が流れている。

18リットル用のポリタンクでおよそ311本分。

これだけの量の灯油が流れ出ていれば生息する水産生物にも害が及ぶ。

有害になったシジミやワカサギ

とりあえず現地漁協組合では水揚げが出来たとしても有害であるとして安全が確認できるまでシジミやワカサギなどの漁を全面的に禁止とした。

漁をしたとしても灯油臭くて食べる人はいない。

小川原湖では大粒のシジミが捕れ、人気があるのに漁師達は漁が出来なくて大変な状態。

泣く漁師たち

仕事が出来なくなった人達は泣いている。

また米軍側から謝罪もないと怒りを露わにしている。

外付けタンクの回収にむけ海上自衛隊が調査を始める。

沖縄ではヘリコプターやオスプレイなどの事故が続いているのにまたとんでもない事故がおきた。