植物の地名

陸上は植物に覆われる

陸上の土地は土と水が有れば、穴と洞窟など光が届かない所以外、何処でも緑に覆われる。

植物は水を吸収でき太陽光を浴びて光合成をし、根でしっかり体を支える場所があれば雑草であり、長命の樹木であり、育つことができる。

陸上は主に植物に覆われている世界と言える。

土地の名も植物

ゆえに陸上の地名は植物の名前がつけられていることが多い。

例えば山林、林、森林、森、藪、雑木林、竹林、草原、原っぱ、川原、葦原

人間が手を加えた場所では防風林、田園、田んぼ、畑、花壇、芝生、牧草地帯

以上のように植物が土地の状態を表す、けれど動物の名前がつけられている地名は少ない。

日本人の苗字についても木、林、藤などの植物の文字を用いたものも多い。

海ではどうだろうか?

陸上に比べ植物に覆われている場所は植物プランクトンを除けばわずかだ。

サンゴ礁(Coral reef)はサンゴ(Coral)で覆われている場所だ。

もちろんサンゴは動物、見た目は植物に見えるがプランクトンを食べて生きている動物だ。

日本語では動物の名前の付いた地名を見つけられない。

他に藻場、がらも場(ホンダワラの群生地)、海中林(カジメなどの群生林)、アジモ場(アマモの群生地)と一部専門的に植物の名前で呼ぶ場所がある。

食物連鎖

陸上では

陸上の生物のつながりは草を鹿が食べ、鹿を熊が食べる。

草→鹿→熊、の3回で終わってしまう。

草をシマウマが食べ、ライオンがシマウマを食べる。

草→シマウマ→ライオン、これも3回で終わってしまう。

海中では

植物プランクトンを動物プランクトンが食べ、動物プランクトンをイワシなどの小魚が食べる、イワシをアジやサバが食べ、アジやサバをブリとマグロが食べ、ブリとマグロをサメが食べる。

植物プランクトン→動物プランクトン→イワシ→アジやサバ→ブリやマグロ→サメと6回の食物連鎖になる。

植物プランクトンがあることによって食物連鎖が長くなる傾向がある。

植物プランクトンが海の生物の源と言われる所以だ。

生物は己が生きていくためには10倍の食べ物を捕らないと生きていけないと言われる。

例えば100kgの大間のクロマグロが生きるためには10倍の1トンのアジやサバが必要であり、10トンのアジやサバが育つには100トンのイワシが必要であり、100トンのイワシが育つには1000トンの動物プランクトンが必要であり、1000トンの動物プランクトンが育つには10000トンの植物プランクトンが必要だ。

見事な三角形のピラミッドができる。

そして全ての糞や死骸はバクテリアなどに分解され、栄養素になり、植物プランクトンたちの栄養となっている。

三角形のピラミッドは色々な要素を含むと食物連鎖の輪に変わる。

水質汚染や人間の搾取によって、この輪を崩すことは地球全体のエコシステムを崩すことになってしまう。