食べているシシャモは偽物?本物? 自分でチェック 432

シシャモとカラフトシシャモ

シシャモの偽物

シシャモとカラフトシシャモは全然違う魚だ。

同じキュウリウオ科の魚だがシシャモはシシャモ属でカラフトシシャモはカラフトシシャモ属である。

などと言ってもよくわからない。

本物も偽物もシシャモ?

店頭にはカラフトシシャモが当然のようにシシャモとか子持ちシシャモと言う名前で販売されている。

ハッキリ言って偽物だ。

現在は分けるために純シシャモを本シシャモと呼んでいる。

カラフトシシャモの英語名はcapelin(カペリン)と呼び、本シシャモと分けるために専門家にはカペリンと呼ぶ人もいる。

違いは

本物と偽物の色と大きさ

本シシャモの色は黄色っぽい色なのに対し、カラフトシシャモ(カペリン)は青っぽい色をしているので店頭で並んでいても直ぐに見分けられる。

ノルウエー産カラフトシシャモ カペリン01
ノルウエー産カラフトシシャモ カペリン01

こちらの商品は子持ちししゃもという商品名

もしや本物と思う。

ノルウエー産カラフトシシャモ カペリン04
ノルウエー産カラフトシシャモ カペリン04

裏側のシールには原材料名からふとししゃも書かれている。

本ししゃもでなくカペリンだ。

大きさは本シシャモの方がやや大きくなる。

生息域と産卵

本シシャモは日本の固有種で北海道の太平洋側だけで生息する。

カペリンは太平洋と大西洋の寒海、北極海、グリーンランド沿岸、北海道のオホーツク海沿岸を回遊する。

本シシャモの寿命は2~3年で、成熟するとサケと同じように秋に川を遡上し産卵をする。

産卵後に寿命を全うするがメスの一部は海へ戻り、翌年も秋になると産卵のために川を遡上する3年魚の大型のシシャモもいる。

現在、北海道で本シシャモの遡上が確認されている川は15本だけしかない。

遡上する本シシャモに対し、カペリンは川を遡上しない。

偽シシャモがある理由

乱獲の末

昭和の中期までは産卵のために遡上してくる本シシャモは大量にいた。

子供でも玉網ですくえるほど捕れたが乱獲のために激減した。

現在は指定された漁師だけが1か月半の漁期を定め、漁獲制限をして水揚げされているため本シシャモの流通が少ない。

本シシャモが捕れなくなった頃、代わりに入ってきたのがカペリンだ。

子持ちシシャモの輸入

アメリカなどでは食用とされないカペリンを水揚げして大量に輸入した。

特に子持ちのメスだけを生干しした状態で輸入して、子持ちシシャモという商品名で販売した。

ノルウエー産カラフトシシャモ カペリン03
ノルウエー産カラフトシシャモ カペリン03

魚卵の食感と脂がのる子持ちシシャモは人気になった。

子持ちシシャモとして売られている魚はほとんどがこのカペリンだ。

オスは人気がないため輸入されなかったが形の崩れたメスの卵をオスの口から腹へ詰め込んだ「子持ちシシャモ(オス)」という奇妙な商品が並ぶ時がある。

本シシャモの味

本シシャモはオスが人気

本シシャモはメスよりもオスの方が脂がのって甘みがあり旨いと人気がある。

メスは卵に栄養を取られ卵は旨いが身の肉はオスの方が上とされる。

店頭に本シシャモが並ぶことはほとんど無く、並んでいたら珍しい。

もし、本シシャモを販売している魚屋や飲み屋があればきっと良い店だろう。

自分でチェック

今度、子持ちシシャモのパッケージを見つけたら裏に貼ってあるシールを見て欲しい。

きっとそこには原材料カラフトシシャモまたはカペリンという文字があるはずだ。

そして現在、カペリンも乱獲により漁獲制限が行われている。




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