2年連続の不作

ワカメが育つのは水温16℃以下

今年の江之浦は例年どおり水温が下がっている。

去年、一昨年は1月中下旬まで水温が17℃あった。

16℃以下に水温が下がらないとワカメの芽は出て来ない。

水温が16℃まで下がったのが1月末であった。

養殖中止

その影響でワカメがほとんど育たなかった。

ワカメの芽が確認できたのは3月に入ってからだった。

それもわずかな数しか確認できなかった。

養殖でワカメを水揚げしていた地元の漁師は2年続けたワカメの不作で今年の漁を止めてしまった。

2年続けて水揚げがゼロ、漁師にとってはたまったものでない。

ワカメの自然発生

冬の水温とワカメの発育

通常江之浦では12月下旬には水温が16℃まで下がり、1月にはワカメの芽が出てくる。

2月には水温15℃、若いワカメが次々と育ち、浅場の岩場は若いワカメがぎっしり生える。

ワカメ
ワカメ

3月に入ると水温は14℃と年間最低水温になり、さらに生育したワカメが繁茂し、水中はワカメのジャングルのようになる。

ワカメの刈り入れの時期だ。

1月、2月、3月のこの3か月間で水中の景観がワカメの繁殖で別の景色に変わる。

水温が上がると枯れて溶ける

4月初旬で水温14℃、先端から枯れ始め、メカブが大きく育つ、4月末には水温16℃に上がる。

5月中旬に水温は18℃、葉部が枯れて海水に溶ける。

6月の水温は19~20℃、ワカメは根と茎の部分がわずかに残るだけになる。

7月上旬の水温は21℃、下旬に向けて23℃まで上がり、ワカメは溶けて跡形もなく消える。

陸上の植物は気温が高くなると育つものが多いがワカメは水温が低い冬に育ち、夏には枯れて無くなる。

今年のワカメ予想

夏の海で見るのはカジメ

関東の夏の海に潜ってワカメが沢山生えたのを見たと思うのは間違いである。

そのほとんどはカジメという海藻だ。

カジメ若い個体
カジメ若い個体

今年は先月12月末には水温16℃、1月中旬現在の水温は15℃まで下がっている。

1月末か2月上旬にはワカメの芽が沢山出てくるに違いない。

新芽のワカメは美味しい、けれど今年ワカメの養殖を止めてしまったのは残念だ。

仕方ないのかもしれないけれど毎年採れたての生ワカメを買って食べていたので、続けて3年入手できないのは残念だ。

生ワカメは旨い

生のワカメは緑色ではない、水中では褐色だ。

それを熱湯に浸けると瞬時に緑色になる。

ワカメの刺身、ワカメのサラダ、ワカメのどんぶり、ワカメたっぷりの味噌汁、ワカメの天ぷらなど、どれも旨い。

特に採れたての生のワカメは塩ワカメとは味も香りも全然違う。

比べると塩ワカメは紙のように感じてしまう。

残ったワカメは洗濯バサミで根の方から吊るしておけば干しワカメが出来る。

毎日食べる分だけ下から切って味噌汁に入れて使う。

そんな有難い日本のワカメなのだが世界では悪物で大きな問題になっている。

何が悪者で大きな問題なのか?

明日に続く・・・




今年は神奈川県江之浦海岸でもワカメが沢山育ちそうだ 429

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