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バリ島のアグン山噴火No,16 でかいオオモンカエルアンコウ3匹

弱い東風で曇り

空はやや暗い

今日の海はやや曇り気味。

バリ島の山にも多くの雲がかかっている。

11/27バリの山
11/27バリの山

やはり洋上沖へ出てもアグン山の煙も火山灰も見えない。

陽があまり出ないので日焼けの心配もしなくていい。

50分走ってムンジャンガン島の西側に到着する。

ガーデンイール ポイント

ポイントの名前はガーデンイールポイント。

ムンジャンガン
ムンジャンガン

ムンジャンガン島は横に長い島。

その一番左側に位置する。

パーマネントブイが打ってある場所は急なドロップオフ(垂直した崖)のウオール(壁)になっている。

水底の深さは60m。

ウオール沿いを左に進む。

10分弱移動するとウオールの頂上が深度20m。

ウオールの頂上はサンゴだがムンジャガンに向かって広い砂地が続く。

その広い砂地に数多くのガーデンイールが生息している。

白に黒点の有名なチンアナゴ、数が一番多いのは真っ白で模様のないホワイトスポテッドガーデンイール、真っ黒なブラックガーデンイールも少数だが生息している。

ラスト前ダイブ

タンクを背負って Go dive

器材の準備が出来たら早々に潜る。

潜降ロープ沿いに潜降。

ドロップオフに沿ってクマザサハナムロやウメイロモドキなどのカラフルな魚が群れていく。

流れは弱い向かい潮。

アンカー際まで潜ると早速Sliが呼ぶ。

サンゴの壁に沿って近寄ると大きなカイメン。

カイメンに似た大きな魚

その中に大きなオオモンカエルアンコウがいる。

以前はオオモンイザリウオと呼んでいた。

それにしても大きい。

30cm以上の大きさ。

色はカイメンにソックリ。

まったく動かないので魚とは気がつかず、見過ごしてしまう。

カイメンに擬態をしてエサが目の前にくるのを待つ。

小魚が目の前に来たら目にも止まらなぬ速さで大きな口を開け魚を吸い込む。

動かぬ待ち伏せ型狩人。

魚だから当たり前なのだが瞬きもしない。

我慢強いというかほんとうに動かない。

動かなければ腹も減らないし、小食で済むのかもしれない。

ゆっくりじっくり見ることができる。

でもこれだけでは無かった。

20mも移動しただろうか、同じようなカイメンがある。

またSliが指を指す。

なんだまたいたのか?

1匹ではない

同じ大きなオオモンカエルアンコウ。

2匹目だ。

凄いね~と思ったら何やら様子が違う。

えっ!もしかして?

いや、違う?

えっ!何?

3匹いる。

ありゃりゃ!

3匹のオオモンカエルアンコウ

よく見ると本当に3匹。

それも寄り添うように並んでいる。

それがこの写真。

1127オオモンカエルアンコウ(オオモンイザリウオ)3兄弟
オオモンカエルアンコウ(オオモンイザリウオ)3兄弟

何処にいるか分かる?

目と口と胸ビレ、背ビレ、尾ビレを見つけて欲しい。

体はデカイが目は小さい。

色はカイメンと同じ。

小魚もウッカリ目の前を泳いでしまう。

オオモンカエルアンコウ(オオモンイザリウオ)3兄弟 注釈入り
オオモンカエルアンコウ(オオモンイザリウオ)3兄弟 注釈入り

左側の1匹はお腹が大きいのでメスかもしれない。

それともエサを食べたばかりなのか?

大きなオオモンカエルアンコウが3匹も同じ場所にいる。

産卵のためか?

珍しい。

今まで見たことはない。

動画の方が解り易い

動画の方が解り易いようなのでこちらもどうぞ。

なんとも言えないシーン

3匹とも揃って暗い方を見ている。

この3匹もまったく動かない。

動かぬ待ち伏せ型狩人たち。

ガーデンイールのいないガーデンイールポイント

この後、砂地へガーデンイールを見に行ったのだが見られなかった。

デブで大きなカワハギがそこらじゅうで砂地に大きな円を描いてスポーニング(産卵)していた。

これでは臆病なガーデンイールは怖くて砂地から出て来れない。

広いエリアを捜したが何処もカワハギが砂地を占領、スポーニングの痕だけ残る。

ガーデンイールを諦めて浮上した。

次はNo,17 アグン山噴火、バリ島空港閉鎖11/27とラストダイブ。