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注目を浴びる旨い卵かけご飯

こだわり卵かけご飯

好みのタマゴ

卵かけご飯は昔から好き。

好きなスイタイルは生卵二つを割り、白身が切れるぐらいに10秒かき回す。

醤油は関東で普通の濃口醤油、醤油の味が強くなり過ぎないように1回半まわしがけ、濃さは色で判断。

当然この時の撹拌も軽めに味が混ざりすぎないことが肝心。

最後に熱々のご飯を軽く一盛その中に乗せる。

タマゴに浮かぶご飯

卵かけご飯というよりも、卵にご飯を乗せという感じ。

適度な味に調整された、たっぷりのタマゴの泉に熱いご飯が浮かぶ。

この状態からは搔き回すなどは野暮。

見た目も美しい湯気のたつ卵かけご飯。

冷めない内にタマゴを啜るように口の中に搔きこむ。

あっという間に一膳めしは胃の腑に滑り落ちる。

黄味と白身は熱いご飯で香りを最大限に発揮。

刺身も海外では野蛮なものだった

海外で外国人からすればタマゴを生で食べるなどとても信じられない。

生肉を食べるのと同じで野蛮なことと思われる。

今でこそ海外でも寿司で人気になっている魚の刺身。

少し前までは海外において気持ち悪がってほとんどの人が刺身を食べなかった。

25年ほど前メキシコの海で船上で釣れたばかりのスマガツオを刺身にして食べていた。

メキシコ人クルーが興味を持って寄ってくるので勧めるが誰も食べない。

一人だけ勇気を出して口の中に入れたクルーがいたがその後とても気持ち悪がっていた。

きっと今ではあのクルーも寿司を喜んで食べているのではないか。

日本でも生卵は食べなかった

中国からニワトリが伝来したころ既に仏教だった日本ではニワトリも生卵も食べなかった。

戦国時代から江戸時代にかけて西日本で西洋人から肉とタマゴの食べ方が伝わった。

江戸では卵は貴重で高価なもの。

一般庶民が普通に食べることは出来ない。

タマゴ1個はかけそば1杯よりも高かった、今の20倍の値段。

ニワトリが卵を産むのは1週間に1個、抱卵している時に次のタマゴは産まない。

日本で初めて卵かけご飯を食べた人

今から145年前の1872年に新聞記者であり実業家の岸田吟香(きしだぎんこう)が日本で初めて卵かけご飯を食べた人と知られる。

145年前はとても度胸がいること。

そして現在、日本全国であたり前のように卵かけご飯は食べられている。

世界にも広がるかもしれない。

卵かけご飯が注目を浴び始めている

ニュースの一文

状況は違うが卵かけご飯に寿司と同じような時期がくるかもしれない。

というのはニュースの一文。

「日本人の朝食の定番、卵かけご飯が外国人にも親しまれるようになり今、ビジネスとして注目されている。

ファミリーレストランでは今月から食べ放題を展開。

さらに、材料にこだわって自分で卵かけご飯をつくるツアーまで登場した。」

ホテルで外国人にも卵かけご飯

西新宿のかどやホテル、カフェ・ラ・ヴォワでは朝食の看板定食メニュー1300円に卵かけご飯を出している。

箸でもつかめるくらい弾力ある黄身が特徴の京都丹波産の生卵を使用。

宿泊客は約4割が外国人観光客。

メニューでは英語で卵かけご飯の食べ方を解説。

スタッフ談「東南アジアの方はけっこうチャレンジしてくださり、欧米の方は恐るおそるという感じです。」

ファミリーレストランでも卵かけご飯

肉のファミリーレストランのフォルクス、ステーキのどん、しゃぶしゃぶどん亭で卵かけご飯の無料食べ放題を始めた。

運営会社では10月10日からメインの料理を注文すれば、卵かけご飯が無料で食べ放題となる。

先着160食限定、このキャンペーンを系列会社の店舗で順次実施。

熊本県では卵かけご飯ツアー

「くまもとたまごかけごはん号」は、卵かけご飯を作るツアー。

タクシーに乗車して回る。

JR熊本駅で米を炊くための天然の地下水を調達。

次は 5つ星お米マイスター「ふじき本店」で卵かけご飯に合うお米、熊本県産ヒノヒカリを調達。

洗浄後、車内の電気釜でお米を水に浸しながら移動。

次に到着したのは老舗のしょうゆ工場山内本店にて「たまごかけしゅうゆ」を入手。

炊飯をスタートして移動、最後はタマゴの調達。

「緒方エッグファーム」の有精卵、放し飼いにされたニワトリの卵。

色合いは濃厚。

炊きあがりのご飯に卵をかけ、しょうゆを垂らして卵かけご飯完成。

卵かけご飯のおもちゃも登場

クリスマスに向け「タカラトミーアーツ」からは5分でふわふわの卵かけご飯を作れる調理玩具「究極のTKG」3500円を発売。

調理玩具に殻のまま卵を入れると黄身と白身に分離。

白身部分を撹拌してふわふわのメレンゲ状態にする。

熱々のご飯の上にメレンゲをのせ、黄味を中央にのせ、醤油を垂らして出来上がり。

ちなみにクックパッドでは卵かけご飯のレシピが数多く紹介されている。