Contents

伊豆大島のダイビング、南風強く午後は風影ヨウゴシ

島影で潜る

昼食後

昼の弁当を食べ、再び岡田港へ向かう。

風は相変わらず強い南風、明日には強い北東の風に変わる予報。

岡田港での北東の風は正面から吹いてくる風。

明日こそボートを出すことができないかも?

などと冷たい風が頭をよぎる。

風を避ける

午前は目的のラクダの根に潜った

午後のダイビングは風に逆らわず島影のポイントに入ることになった。

ポイント名はヨウゴシ

岡田港と秋野浜の間にある離れ磯。

ポイントまでは10分と近い。

昨年ヨウゴシに潜ったときは流れもあり、イセエビが沢山いた。

マツカサウオ

マツカサウオも各岩の下に数匹づついた魚影の濃い場所。

エントリー

やはり冷たい

潮は濁り気味、透明度は浅い所で6mほど、水温は21℃。

少し離れるだけで見えなくなる。

根の場所を確かめて潜降。

案の定、潜降して直ぐに根の場所を見失った。

コンパスを確認して方位を確かめ潜降しながら進路を修正。

やがて根が出てきた。

小さな動く沢山の白い物体

そのまま根沿いに水底へ潜降する。

すると岩に生えているテングサに多くの白い物がゆらゆら動ている。

注意して見るとなんとサキシマミノウミウシがテングサの上を歩いている。

サキシマミノウミウシそれも1匹や2匹ではない。

数えきれない数のサキシマミノウミウシの集団。

サキシマミノウミウシの集団見合い?

集団見合い、交尾のためか?

サキシマミノウミウシは大きさ3~4cmの白いウミウシ。

体は透き通り内臓も見える。

体全体に棒状の尖った房々が付いているミノウミウシの仲間。

全ての房の先端がオレンジの輪で縁どられる。

何処にいたのか?

広い海の中で同じウミウシが出会うチャンスは少ない。

これだけのサキシマミノウミウシの集団を見たことがない。

きっとフェロモンの匂いに誘われて集まったのだろう。

けれどこれほどのサキシマミノウミウシが大島にいたとは知らなかった。

というか今まで大島でサキシマミノウミウシを見たことがない。