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西川名でニシキベラの産卵、群れで水中放卵

V字谷へ向け移動

呼吸を整え出発

水底に到着後呼吸を整え浮力を確認。

平らな水底をゆっくり移動。

水底は岩盤。

ところ処、大きな岩があり魚の拠り所になっている。

岩の下を覗くとヒゲを生やした40cmほどのイタチウオ。

イタチウオ昼間は岩の隙間や穴で昼寝中。

流れが強いと集まる

しばらくすると馬の背のように長い根にあたる。

今はまだ弱い流れなので魚の集まりは少ない。

流れが弱い時は魚は自由解散で好きな所へ出かける。

流れが強いと魚は1ヶ所に集まる。

流れが根にあたる場所が魚の人気が高い。

沢山プランクトンが流れてくるので小魚たちが集まる。

そしてその魚達を狙って大きな魚も集まってくる。

V字谷到着

さらに根に沿って先に進む。

目的地のV字谷水路に着く。

やはりここも流れが弱い。

いつもより魚の数が少ない。

このV字谷に流れが入り込む時、沢山の魚で賑やかになる。

その楽しみは潮が動く2本目に期待。

ニシキベラの産卵

産卵時に群れる

ニシキベラ

今日はニシキベラがやけに多い。

落ち着きなく集団で根の上を移動している。

どうやら産卵のタイミング。

中層に漂う浮遊卵

ニシキベラは中層に漂う卵を産卵する。

流れのよくあたる根の上にニシキベラが群れで集まっていたらたぶん間違いない。

動き回らず静かに見ていればやがて産卵が始まる。

花火のような放卵放精

1匹のメスが岩から離れ、中層に泳ぎだす。

何匹ものオスが続いて中層に泳ぎ上がる。

メスが白く見える卵を放卵するとオスも一斉に放精し、再び水底に戻る。

最初の1匹が産卵するとあっちこっちで放卵放精が始まる。

それは夜空に咲く花火のよう。

産み放し、面倒はみない

放卵した卵は受精をしてそのまま流されていく。

また産卵したその場からメジナやイサキに卵を食べられる。

難を逃れた卵は孵化するまで浮遊卵として海を漂う。