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喜界島で多く見られる2種類のエンジェルフイッシュ

縦縞のエンジェルフイッシュ

タテジマキンチャクダイはエンジェルフイッシュの仲間

タテジマキンチャクダイは綺麗で華やかな魚。

エンジェルフイッシュと呼ばれる魚の仲間。

英語では Emperor angelfish エンペラーエンジェルフイッシュ。

エンジェルフイッシュの皇帝とは地位の高い魚。

日本にいるエンジェルフイッシュの代表的な1匹。

タテジマキンチャクダイ エンジェル
タテジマキンチャクダイ エンジェル

青地に黄色の細い線が均等にはいる。

目は黒いアイマスクでもしたような人相。

口周辺は薄い青、エラのあたりは目と同じ黒で覆われる。

尾ビレは黄色。

尻ビレは紺に

キンチャクダイ 日本のエンジェル
キンチャクダイ 日本のエンジェル

エラの突起がポイント

エラの辺りに青い突起(トゲ)のようなものがある。

この突起がヤッコの特徴。

英語ではエンジェルフイッシュと呼ぶ。

この突起がなければチョウチョウウオ、英語でバタフライフイッシュ。

チョウチョウウオとヤッコの仲間はよく似ているがこの突起があるかないかで判別される。

タテジマキンチャクダイも名前はタイだがヤッコの仲間になる。

ちなみにヤッコとはヤッコヒゲのこと。

ヤッコヒゲを漢字で書くと奴髭。

江戸時代、ヤッコが鼻下、左右両側に鎌をさかさまにしたような形にはね上げたひげを生やした。

エラの突起がヤッコヒゲのように見えるので日本名にはエンジェルの仲間にはほとんどヤッコがついている。

小波のエンジェル

サザナミヤッコもエンジェル

サザナミヤッコ
サザナミヤッコ

サザナミヤッコもヤッコの仲間。

エンジェルフイシュッシュの仲間で英語では semicircle angelfish セミサークルエンジェル。

半円形模様のエンジェルフイッシュ。

日本にいるエンジェルフイッシュの代表的な2種類。

上の写真ではエラに突起があるのは見づらいがエラの下部分青いのが突起。

サザナミヤッコ

体の中央部分が淡い黄緑、口または尾部に向かって緑が濃くなり最後は玉露のお茶の様な濃い緑色。

そんな体色の中、淡い黄緑部分には濃い緑の小さな点があり、濃い緑の部分には黄緑の小さな点が多くある。

体全体とエラの縁にはコバルトブルーの線がはいる。

また眼の縁もコバルトブルーがはいる。

子供は色も模様も違う

タテジマキンチャクダイもサザナミヤッコも幼魚の時代はまったく違う色模様をしている。

この2種類の稚魚の模様は似ている。

タテジマキンチャクダイ幼魚
タテジマキンチャクダイ幼魚 ウズマキ君

タテジマキンチャクダイの幼魚もサザナミヤッコの幼魚も黒地に白と青の線がある。

タテジマキンチャクダイの幼魚はその線が丸く渦を巻いているようにも見え、ウズマキ君とも呼ばれる。