日本のトイレの歴史と糞尿の流れ 230

日本のトイレの歴史と糞尿の流れ

今や常識腰掛け式水洗トイレ、温座、温水ウオシュレット

現在のトイレはほとんどが腰掛け式水洗トイレになっていますね。

有料道路のパーキングエリアのトイレや空港のトイレなど綺麗なので驚くこともよくあります。

そして水洗だけでなく、温座や温水ウオシュレットなども常備されているトイレも多くなりました。

今や腰掛け式水洗トイレ、温座、温水ウオシュレットは常識のような感じです。

一部では和式タイプのトイレも使用されていますがそれでも水洗です。

流れた汚水は何処へ

水洗トイレで流された糞尿は何処に流れるか知っていますか?

一昔前まではドブから川そして海へ垂れ流しにしていました。

そのため川も海も汚れ、ヘドロができ赤潮や青潮も多く発生しました。

近年は川や海へ直接汚水を垂れ流さないように下水処理施設で水を浄化してから流出したり、建物に浄化槽を併設して家庭などからでる汚水を浄化させてから流出するようにしています。

出来るだけ海や川の生物が生きていけるように水を汚さないように考えられています。

大昔のトイレは

自然の浄化作用任せ

大昔のトイレは、人口も少なかったので野に山に川に、好きな所で用をたし自然の浄化作用に任せていました。

古墳時代になると敵から身を守るために集落の周りに堀をほりました。

この堀がそのままトイレになったようです。

川屋が最初の水洗トイレ

飛鳥時代の貴族は川を建物の中へ引き入れ自然の水洗トイレを作りました。

なのでトイレのことを厠(かわや)と呼んでいました。

平安時代になると貴族はおまるを使用するようになります。

汲み取り式便所は肥料のため

鎌倉時代になると糞尿を肥料として使用するようになり汲み取り式の便所が作られました。

江戸時代糞尿は商品として流通するようになります。

幕末の糞尿は大人10人1年間で1/2両~3/4両で取引されていました。

明治時代も糞尿の肥料としての利用は続きます。

大正時代になると安価な化学肥料の大量生産で糞尿肥料の人気が無くなります。

売れた糞尿から厄介者に

やがて料金を支払って汲み取り業者に回収してもらうようになります。

糞尿肥料の利用は昭和30年代まで続きます。

その後、都市型人口集中により糞尿の行き場がなくなり、糞尿は寄生虫の問題や海洋投棄や山林投棄の問題がありました。

そして水洗トイレに変わり、垂れ流しから浄化槽の利用や下水処理施設などの開設によって現在の状態になります。




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