年に1回、タイドプール(潮だまり)の観察 221

年に1回、タイドプール(潮だまり)の観察

タイドプールにもドラマがある

初夏6月、一昨日梅雨に入ったとニュースで流れたわりには雨が降らず天気が続いている関東地方です。

夜は涼しいですが昼間晴れれば気温も上がり夏日もでてきます。

海の水温も上がり20~21℃、魚達にとっては活発にエサを食べられる時期になりました。

今日はタイドプール

今日は1年に1回の潮間帯の生物、タイドプールの観察です。

磯遊びともいいますね。

岩場での潮干狩りです。

潮汐は通常一日2回、満潮と干潮が繰り返されます。

今日の潮周り

今日の潮周りはフルムーンで大潮、am11:12に+2cmの潮位まで潮が引きます。

満潮時との潮差は150cm、潮のよく動く1日です。

ただ潮だまりといっても色々な環境条件が変わってきます。

潮だまりを3段階に分ける

今日の最満潮時と最干潮時の潮差150cmを3段階に分けて考えてみてみましょう。

満潮時150cm~100cmを潮上帯、100cm~50cmを潮中帯、50cm~0cm最干潮を潮下帯と呼びます。

潮上帯の潮だまり

潮上帯の潮だまりは海にもっとも遠い潮だまりです。

海と接続する時間も短く、新鮮な海水の出入りが一番短い潮だまりです。

次の大きな満潮の時まで新鮮な海水が入ってきません。

それだけではなく、夏は日光に照らされ水温も上がり、冬には風に吹かれ海水温よりも下がります。

また晴れて水分が蒸発すれば塩分濃度が高くなり、雨が降れば薄まり塩分濃度が低くなります。

3種類の潮だまりの中で一番厳しい環境にあるのです。

そんな環境の中で生活がで出来る生物は生活環境の変化に強い生物です。

潮下帯の潮だまり

また、潮下帯の潮だまりは最干潮の短い時間だけ潮だまりができる最も外海に近い潮だまりです。

年中新鮮な海水が入ってきますし、水温の変化や雨などによる塩分濃度の変化も少ない潮だまりです。

ただ外海が近いということはそれだけ小魚たちを狙う敵がいつでも側にいることになります。

外敵に襲われる可能性がとても高い場所になります。

潮中帯の潮だまりはその中間になります。

潮だまりは稚魚たちのゆりかご

このような状況からこの時期、産まれたばかりの稚魚が逃げて育つ場所が潮だまりです。

年に1回、稚魚たちの顔を見にタイドプールの観察に出かけています。

また、スキューバダイビングでは見られない生物(浅い場所だけに生息する生物)やじっくり目の前で見ることのできる機会でもあります。

2つの玉あみを両手にバケツを下げて童心に帰って足を潮だまりに浸してみたいと思います。

観察した後は弱る前に生物を海へ返します。

行ってきます。

こんな魚たち

ちなみによくみられる生物をご紹介しましょう。

アゴハゼ(稚魚)、ドロメ、キヌバリ、メジナ(稚魚)、カゴカキダイ(稚魚)、クサフグ、ナベカ、ヘビギンポ、ダイナンギンポ、キヌカジカ、アナハゼ、ボラ(稚魚)、イソスジエビ、アオウミウシなど。

時々みられるもの

チョウチョウウオ(稚魚)、タカノハダイ(稚魚)、マダコ(子供)、ドチザメ(子供)、キタマクラ、トコブシなど。




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