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世界最大のタカアシガニ食べ過ぎで胸焼けが止まらない

世界最大のタカアシガニ

昨日の昼食は久しぶりの沼津港

昼食の後に何かよい土産はないかと大きな干物屋に入ってみた。

干物だけではなくサザエやアワビ、オキアサリ、シッタカなどの貝まで売っている。

その奥にはある水槽には3,000円の小さなイセエビ。

水槽の小さなタカアシガニ

そのイセエビの隣には世界最大のカニ。

小さなタカアシガニが動いていた。

まだ子供のタカアシガニ。

タカアシガニの子供
タカアシガニの子供

さすがに商品にならないらしく値段はついていない。

タカアシガニとは

タカアシガニは駿河湾や稲取沖で捕れるカニ。

タカアシガニは両手を広げると4m弱。

世界最大のカニ。

重さは19kgに達する。

甲羅の大きさだけで40cm。

水深150~800mの深海に生息。

春の産卵期には水深50mの浅場にもやってくる。

味はいまいち、みずっぽく大味。

甘み旨みとも少ない。

ただ足の関節から関節までが長いので足の肉は食べごたえがある。

タカアシガニの思い出と胸焼け

1匹5,000円のタカアシガニ

15年ほど前、知り合いの漁師から話があった。

1匹だけタカアシガニが捕れた。

漁港に卸すのも面倒、5,000円で買わないか?

大き目のワタリガニも1匹つけるからよ。

買って家で茹でる

家に持って帰れば皆が喜ぶ。

と思い込み喜んで買ってみた。

ところが茹でるにもそんな大きな鍋がない。

帰宅してから大きな鍋を捜しまわる。

鍋の方が高い

やっと見つけたのはホームセンター。

一番大きな鍋はプロが使うズンドウ

これしかないと購入、金額は12,000円。

カニ以上に高い。

倍以上の値段。

何をやってるか解らない。

大きいことは良くない

家に戻り湯を沸かす。

ところが1時間経っても沸騰しない。

家庭用のガス台では火力が弱い。

業務用のズンドウが大きすぎ。

1時間半たってやっと沸騰。

鍋にカニが入らない

タカアシガニをズンドウに入れようとしたら今度はタカアシガニが大きすぎて入らない。

結局、足を全て切って入れる。

一度に入らず。

2回に分けて茹でる。

大皿4枚に乗りきらない山盛りのタカアシガニ。

ところが家族は長時間カニの匂いで気持ち悪いと逃げ出す。

最後はひとり

結局最後はひとりでタカアシガニを食べる。

山ほどのタカアシガニ。

もともと自分はカニ好きではない。

こうなると意地でしかない。

味の薄いタカアシガニ。

たらふく食べても残るタカアシガニの山。

冷蔵庫はカニでいっぱい。

タカアシガニの祟り

胸焼けが襲う

この日から胸焼けが酷く続くこととなる。

何を食べても胸焼け。

午前も午後も胸焼け。

胸焼けが止まらない。

過去に胸焼けの経験はほとんどない。

後日知ったこと

カニは消化によくない。

好きでもないタカアシガニを一生分食べた。

全ては意地だった。

そして続く胸焼け。

ズンドウは今も押入れの奥に仕舞われ出番がない。