えっ!毒があるキタマクラは食べられる? 199

毒があるキタマクラは食べられる?

ダイビングでよく見かけるキタマクラ

関東付近でダイビングをしていてもう1種類どこでも見かける小魚がいます。

キタマクラという大きさ6~15cmの小型のフグです。

堤防などで釣りをしていても外道として釣れることがよくあります。

キタマクラ オス
キタマクラ オス

一見、カワハギにも似ているので誤って食べてしまう人も・・・

毒を持っているので要注意です。

キタマクラの毒は

キタマクラの毒はテトロドトキシン、フグ特有の毒です。

このテトロドトキシンを食すると唇、舌の先、指の痺れ、次に手足の痺れ、嘔吐、頭痛、知覚障害、運動障害、言語障害、呼吸困難、血圧低下などの症状があり、ひどい時には呼吸停止によって死に至ります。

キタマクラの肉は無毒

キタマクラの皮は強毒、腸と肝は弱毒、肉と卵巣は無毒で食用可能です。

強毒とは10gをとっても致死的にはならない。

弱毒とは100g以下をとっても致死的にはならない。

ということです。

フグとしてはそんなに毒が強い方ではないですね。

フグの毒は状況によって強さが変わる

フグの毒は地域性、産卵期、食性などによっても強さが変わってきます。

皮を剥ぎ、内臓を破棄、3枚に卸し、筋肉だけを良く洗って刺身にすれば食べられますね。

お勧めしている訳ではありません。食べるときは自己責任でお願いします。

人に食べさせる場合はフグ調理師の免許が必要です。

キタマクラを食べる行為は緊急時の非常食にとっておこうと思います。

キタマクラ
キタマクラ

実は食べようとしたことが

昔、子供のころ釣ったキタマクラをカワハギだと思って焼いて皿の上に乗せたことがあります。

箸を持って食べる直前にやっぱり止めたと捨てた事があります。



ダイビングで見るキタマクラ

水中で見るキタマクラは機敏な動きはなく、小さなヒレをめいっぱい動かし抵抗の大きい太った体でゆっくり泳いでいます。

食べられそうなものがあると止まり口に入れたり吐いたりして柔らかく小さくなってから食べています。

エサとり名人としても知られています。

フグなので歯はするどい

歯は鋭く、釣り糸も簡単に切ってしまいます。

昨年の夏は静かに止まって魚達を見ていると手を齧ったり、頬まで齧られました。

さすがに痛くて手で払ってしまいました。

いつもは側に寄ってきても噛むことは無いので良い匂いでもしたのでしょうか?

一年中見られるキタマクラ

キタマクラは四季をとおしていつでも見られます。

メスは成熟しても6cmほどの大きさです。

キタマクラ 雌
キタマクラ 雌

上記の写真は水温が低いので岩上で寝ているシーンです。

キタマクラの産卵期

産卵期は水温の上がる6月~8月です。

雄は12cm~15cmの大きさになり、お腹側や縁が青ラメ色の婚姻色を出します。

キタマクラ 雄 婚姻色
キタマクラ 雄 婚姻色

婚姻色を出しているオスはテリトリー(縄張り)を持ち、他のオスとケンカをします。

メスには体を上下に広げ青ラメ色をアピールします。

水底で産卵の準備ができているメスを見つけると同じくアピール、お腹をつついて産卵を促します。

メスが抱卵すると同時に放精をしてその場を去ります。

キタマクラには粘液毒

話はかわりますがハコフグと同じでキタマクラには粘液毒がありあます。

キタマクラと他の魚を一緒に水槽に入れて飼育していると他の魚が死んでしまうことがあります。




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