スクーバダイビングのBCDって何? 177

スクーバダイビングのBCDって何?その歴史

BCDとは浮力調整装置

BCDはBuoyancy Compensating Deviceの略です。

日本語でいうと浮力調整装置ということになります。

BCDを使用することでダイバーはとても安全にダイビングを実施することができ、エネルギーも節約ができ、水中では一切の身動きをせず中層に浮くことができ、無重力感を味わうことができます。

40年前は使用しなかったダイビング講習

40年前のスクーバダイビングコースでも紹介しましたがその頃の初心者向けダイビング講習ではBCDを使用していませんでした。

結果BCDを使用している人もいれば、使ってない人も多くいました。




初期のBCD

BCDの初期は飛行機登場するときに説明のある救命胴衣です。

救命胴衣を改造した首掛け式BCD

生地が弱いので外側に強い生地を作り2重構造にし、空気の出し入れがし易いようにホースを太く自由に動かせるようにジャバラホースにしました。

そしてマウスピースと空気の出し入れのボタンを付け、BCDが体から離れないように股掛けのベルトを付けました。

これが首掛け式BCD(フロントマウント型)別名よだれかけとも呼んでいました。

ボタンひとつで空気を入れられる

さらにボタンひとつでレギュレターの空気が入れられるようにパワインフレーターホースの取り付けとインレットボタンを追加して付けました。

これで口ではなくボタンひとつで楽にBCDに空気を入れることができるようになりました。

非常に便利になりましたが水面でBCDに空気を入れると首掛け式BCDに体が引っ張られ、お腹側が持ち上がりラッコのようなポジションになり、首の周りは浮力体で視界が狭いなどの問題がありました。

バックマウントタイプBCD

次に出てきたのはバックマウントタイプBCDです。

浮力体が背中側にあり馬蹄型をしています。

水中のバランスは良いのですが水面ではやや前のめりになる傾向があります。

このタイプは浮力を大きく設計できるのであるジャンルのダイビングでは有効性があり現在も使用されています。

ジャケットタイプBCDの誕生

そして現代のBCDのタイプの基本形ジャケットタイプが誕生します。

ベストのような形をしたBCDです。

さらに2重構造の生地だけではなく1重構造のBCDも誕生します。

最初に販売したのはスキューバプロの商品名スタビライジングジャケット、当時オレンジ色の憧れのBCDです。

今でもBCDのことをスタビと呼ばれる年配の人もいます。

1重構造のBCDは生地の強度と浮力バランスを調整するのが難しく、スキューバプロ以外のメーカーは2重構造のBCDでした。

ショルダーベルトタイプBCDの開発

そして新たにデザインが大きく変わったのがショルダーベルトタイプの開発です。

ジャケットタイプのBCDは大きめのBCDだと水面で裃のように浮力部分が膨らみ視界を邪魔してしまうことがありました。

ショルダーベルトタイプBCDの開発によりほとんどの人間が自分の体にピッタリあったBCDが使えるようになりました。

一部を除いてほとんどのダイビングメーカーがBCDを製作するならショルダーベルトタイプBCDとなっていきました。

そして現代では1重構造でショルダーベルトタイプBCDが一般的です。

メーカーと機種によってそれぞれ特徴の違いはありますが生地が丈夫でフィット感が良くなっています。

そして最近さらに進歩したBCDが出てきました。

スクーバタンクの重さを軽くするBCD

それはスクーバタンクの重さを軽く感じさせるBCDがです。

実際に背負ってみると2kgほど軽く感じます。

私も今使用していますがたぶん今これが世界で一番楽な良いBCDだと思います。

 






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