命を預けるダイビングレギュレターとはどんなもの?セカンドステージ編 174

命を預けるダイビングレギュレターとはどんなもの?

セカンドステージ編

口で咥える部分がセカンドステージです。

ファーストステージから中圧ホースを通って流れてきた10気圧の空気はセカンドステージに入ると低圧弁でブロックされます。

レギュレターセカンドステージ
レギュレターセカンドステージ

セカンドステージの弁はダウンストリュームバルブ

この低圧弁は空気が流れる下流に向かって弁が開くのでダウンストリュームバルブと呼ばれます。

ダウンストリュームバルブはスプリングの力だけで弁を閉じています。

ダウンストリュームを理解するためにアップストリュームバルブを考えましょう。

ダウンストリュームバルブと逆のアップストリュームバルブ

例えばお風呂のお湯が抜けないようにする栓は逆のアップストリュームバルブです。

お湯が流れでる方向と逆に栓が開くのでアップストリュームバルブです。

お湯の量が多くなって圧力が大きくなると蓋をする力が強くなり、お湯が漏れにくくなります。

ダウンストリュームバルブはお風呂の栓とは逆で圧力が高くなるとお湯が漏れてしまうようなブルブです。

デマンドレバーでバルブが動く

ダウンストリュームバルブはデマンドレバーと言われる6cmほどのストレンスのレバーで開け閉めしています。

レギュレター セカンドステージ デマンドレバー
レギュレター セカンドステージ デマンドレバー

デマンドレバーの片方はダウンストリュームバルブに接し、もう一方はダイヤフラムと言われるゴムの膜に接しています。

息を吸うとダイヤフラムを吸引

息を吸うとこのダイヤフラム(薄い丈夫なゴムの膜)が口の方へ吸い寄せられ、それによってデマンドレバーが動きバルブが開き、セカンドステージの中へ空気が流れ込みます。

レギュレター セカンドステージ デマンドレバー
レギュレター セカンドステージ デマンドレバー

息を吸っている間はこの状態が続きます。

息を止めたり、息を吐くとダイヤフラムは元に戻り、続いてデマンドレバーも元に戻り、低圧弁は閉まります。

息を吐くと空気は止まる

そしてセカンドステージへ流れ込んだ空気は止まります。

吐いた空気は、口下にある排気弁(エキゾーストバルブ)から吐き出されます。

この動作が繰り返されることによって呼吸が継続してできるのです。



レギュレターが故障するとエアーが出っぱなしに

レギュレターが故障した場合、空気は止まらず出っぱなしになるような仕組みになっています。

故障すると中圧が10気圧より高くなる

何故かというと、ファーストステージの高圧弁が傷つきエアーが漏れ、中圧室の圧力が10気圧より高くなっていきます。

そのまま圧力の高くなった空気が中圧ホースを通ってセカンドステージのダウンストリュームバルブまで流れます。

もしこのダウンストリュームバルブがお風呂の栓と同じアップストリュームバルブならどうなるでしょうか?

アップストリュームバルブだと空気が出なくなる

お風呂の栓のようであれば圧力が高くなるほど空気が漏れないようにバルブを強くシールし、空気が出なくなってしまいます。

さらに空気の圧力が高くなり、中圧ホースがバーストしてしまいます。

故障すると空気が吸えない恐ろしいレギュレターになってしまいます。

ゆえにセカンドステージにはダウンストリュームバルブが必要なのです。

ダウンストリュームバルブであれば呼吸ができる

ダウンストリュームバルブであればどのようになるでしょう。

ダウンストリュームバルブまで流れたきた空気はバルブを支えているスプリングの強さより大きくなるので、バルブを押し開き空気が漏れ出ていく状態になります。

これをフリーフローレギュレターと呼びます。

安全に潜るためにスクーバダイビングではレギュレターが故障しても空気が止まるのでは無く、空気が出っ放しになるセーフティー機構になっています。

そして初心者コースでも万が一の場合このフリーフローレギュレターの呼吸の仕方を習い、トラブルの回避の仕方を習います。

命を預ける大事な頼れる器材がダイビングレギュレターです。



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