春真っ最中
今日は江の浦へ、3/12に3~4mm、4/9に12mmに育っていたダンゴウオの育ち具合を見に行ってきました。
朝4時半には空が薄ら明るくなって確実に冬とは違う、春真っ最中の夜明けでした。
花木も春色
曇空でしたが葉桜に八重桜、所々に花水木、ツツジとサツキの花が咲き、木々たちも新芽から若葉へと色を変え緑全体春景色の中、車を走らせました。
江之浦に到着
予報では5mの北東の風が吹くと言うことでしたが前線の威力が小さいのかほとんど影響なく、波もうねりもない穏やかな海でした。
透明度3mは淋しい
残念だったのは6~8mの透明度だったのが昨日の夕方に海の色が変わり3mに落ちてしまったことです。
この透明度の悪さに、湘南方面の濁り水が流れてきたのか?
年に2回あるカジメ(ワカメに似た海藻)の胞子放出時期に当ってしまったか?
などと考えてしまいました。
ここまで透明度が落ちると水中は暗く、迷子になりやすいし、仲間ともはぐれやすくなります。
少人数のグループで潜り、昼間でもライトなどを携帯し、いつもよりゆっくり水底近くを移動するなどの注意が必要です。
水温は16℃
潜降すると、もや~としています。4m離れると影しか見えません。
水温は16℃、先々週に比べ2℃上がりました。
ダンゴウオを観察するには近くで見る魚なので透明度3mの条件でも問題ありません。
離ればなれにご用心
ゆっくり、ゆっくり移動します、離ればなれにならないように黄色いパイロットライト点灯させ、強力便利なLight motionライトを右手にハメ、目指すは中岩。
到着後、直ぐにチェック、見落としのないようにゆっくりコマメにチェック、見つからないのでもう一度チェック、でも先日のところにはいません。
仕方なく中岩全体を右方面に旋回、上から下まで、ダンゴウオが好きそうなエツキイワノカワ(エンジの海藻)を一つ残らずチェック、でもいません。
こんなことも良くあることと思いつつ中岩を一周してしまいました。
諦めたそのとき
諦めたそのとき、大きなホヤの上に着いているエツキイワノカワにエンジ色の丸い魚体がちょんと乗っているのを発見!
思わず、ここに居たのか~。
最初に探した場所から1mぐらいずれていただけでした。
大きさは20mmぐらい、丸々と太っています。
顎の周りと体の一部に白い皮弁が現れています。
目にも1本線が入ってます。

チラ見するダンゴウオ
近寄ると目をこちらにチラチラ見る仕草が可愛い。
ライトを強くすると嫌がって向こうを向いてしまうので弱い拡散光でじっくり眺めていました。
しかし、ダンゴウオの成長は
早いですね。
産まれて50日ほどでここまで大きくなりました。