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スノーケルの特徴

スノーケルの先端には何もつけるな

昔のスノーケル

スノーケルの先端には何も着いていない方が良いと言われる。

その理由は何なのか。

昔、子供の頃を思い出す。

まだ小学校に上がる前の事。

ピンポン玉スノーケル

55年ほど前、先端にピンポン玉の付いたスノーケルが販売された。

水が入り難いように筒の先端にピンポン玉を装着し、水の侵水を塞ぐという機構。

しかし実際は水は漏れて入ってくるし、思い切り吸えばピンポン玉が吸い寄せられ息が吸えない。

私も持っていたがバツゲームのようなピンポン玉スノーケルだった。

その夏、何件も事故が有りピンポン玉スノーケルは販売中止になった。

先端弁スノーケル

その後、数年あとに先端に吸気弁が着いたスノーケルも販売された。

このスノーケルは先端だけでなく下側にも排気弁が付いていた。

空気も入った水も下側の弁からしか排出しない構造。

実際に使用すると先端にある吸気弁が口径の広さを邪魔して吸気の抵抗が大きく、とても吸いづらい。

さらに吐気にも抵抗があり、息苦しいスノーケル。

呼吸を続けるのは難しい。

この2種類のスノーケルの失敗でスノーケルの先端には何も付けなくなった。

現代のスノーケル

現代は屋根

現在販売されているスノーケルには先端に屋根のようなものが着いたスノーケルがある。

屋根は波しぶきが入り難い工夫。

まったく水が入らない訳ではない。

でも息苦しくなく良い感じ。

スノーケルの入口を邪魔するような形状ではないので呼吸抵抗はない。

排水弁

現在のスノーケルには下部に排水弁が着いたものが多く販売されている。

昔に比べて排水弁も大きく柔らかくなり排水効果が高くなった。

下部に排水弁があるスノーケルは排水が楽。

特に水が溜まりやすい口元の下に排水弁があると排水効果が高い。

ジャバラホース

マウスピースがくわえ易いようにジャバラホースが着いているスノーケルがある。

昔のジャバラホースは柔らかすぎてくわえ難かった。

またジャバラホースの内側に砂や水が溜まった。

現在の良質なスノーケルはジャバラホースの内側がフラットな壁になっている。

ジャバラなのに砂や水が溜まらない。

女性にもくわえ易い小型のマウスピースを採用

昔のスノーケルのマウスピースは男性向けで大きかった。

現在は女性専用に小型のマウスピースや男女併用のやや小型のものもある。

小型のマウスピースを男性が使用しても問題は生じない。

最初は練習

まずは家で

いきなり海へ行って使う前に風呂場で練習するとよい。

マスクにスノーケルをセットし湯に顔を着けて呼吸をする。

ただそれだけ。

落ち着けば楽に呼吸ができる。

スノーケルクリア

息を吸ってからスノーケルを口から外し、再度スノーケルをくわえる。

このときスノーケルの中には水が入っている。

次に力強く一瞬で息を吐く。

スノーケルの水は先端と排気弁から飛び出していく。

その後は用心深くゆっくり息を吸う。