ご紹介、ヤマメとサクラマス(さくらます編) 129

サクラマス

エサ不足の解決方

No128からの続きです。

ヤマメの稚魚は一年間をその場所で暮らします。

一歳になるとエサを思うように食べられない小さなヤマメの一部はエサを求めて川を下って行きます。

体の丸い斑点模様(パーマーク)は薄くなり、無くなり、銀色の魚体に変わります。

鰓も内臓も海水で生きられるように変化していきます。

エサを求め海へでる

体の準備ができるとエサを求めて海へ出ます。

その後、海の水温の低い地域を泳ぎながらイワシやイカナゴなどの小魚やアミ、イカを沢山食べ、力を着け、体を大きくしていきます。

食物連鎖の中、一年が過ぎ生き残れるものは10%と言われています。

川と違い海のエサの量は非常に多く1年で40cm~60cmほどに発育し、ヤマメから20~30倍の大きさのサクラマスに変わり、サケのように鼻が曲がります。

一年で戻る

一年を過ぎた春に自分の産まれた川を遡上します。

一般には遡上してきたヤマメがサクラマスと呼ばれます。

河口から自分が産まれた上流までの長い旅が始まります。

近くの荒川では4月末から5月上旬に遡上します。

途中には滝やダムがあるかもしれない、それでも上れる流れを求めて旅をします。

滝の落差が3mあっても上ります。

何度も失敗をし、流され、流れに打たれても上るまで諦めません。

故郷に戻り秋

数ヶ月かかって無事に自分の故郷の清流に帰ったサクラマスは秋に集団見合いをします。

それが産卵のためにメスを求める争いです。

去年から川に残っているヤマメにとってサクラマスとの体格の差は30倍にもなりメスを奪い合う争いには入れません。

争いに勝ったオスとメスのカップルが決まると産卵場所へ移動します。

産卵

メスは水底の砂利を尾びれで掘って掃除し、何日もかけて産卵床を作ります。

オスはこの時に他のオスが来ないか見回りと争いを繰り返します。

体調の3倍ほどの産卵床が出来上がると産卵の始まりです。

オスがメスに擦り寄り産卵を促し、メスが産卵管を石に着け産卵をし、その瞬間にオスが精子をかけます。

このとき、争いに負けたオスやヤマメが割り込み射精することもあります。

産卵は1度だけでなく何回かに分けて産卵します。

サクラマスの産卵数は4000粒ほど、ヤマメの産卵数は200粒ほどです。

産卵を終えたサクラマスはオスメス共に寿命を終えます。

ヤマメは産卵後も生き延び、また来年も産卵し、2回目の産卵で寿命を終えます。

ヤマメは3年生きて200粒を2回、合計400粒を産卵し、大きく育ったサクラマスは2年の短命で10倍の4000粒を産卵するのです。

 




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