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パラオのナイトロックスダイビング

ダイビングLast day

ホテルのモーニング

朝はクリーム多めの紅茶を2杯。

カリカリベーコンに目玉焼き2つ、マヨネーズとトマトケチャップのオーロラソース。

トースト2枚にバターをたっぷり。

これが最近の海外での好きな朝食。

十分満足。

量もちょうど良い。

ダイビング2日目

いよいよ2日目。

けれどダイビングはLast day。

昨日と同じシルビアとミシェル、その友達のアメリカ人3人と一緒のボートに乗り込む。

他には新たな外人が3人同船。

アルミタンク11リットルの酸素濃度をアナライザーでチェックする。

酸素32%

ほとんどのタンクが32%と安定している。

このナイトロックスを作っているブレンダーはかなり技術が高い。

エンリッチドエアー

ダイブコンピューターのセットも同じ濃度だと変更しないで済む。

楽ちん。

空気でなくナイトロックス

通常スクーバダイビングは圧縮した空気を呼吸している。

空気は21%の酸素と79%の窒素それとわずか微量な色々なガスが混ざっている。

スキューバダイビングでは酸素は消費されるが窒素は消費されない。

エンリッチドエアー

溶け込む窒素

けれどこの窒素は深度と共に体に溶け込んでくる。

深ければ深いほど、時間が長ければ長いほど、窒素は沢山体に溶け込んでくる。

ダイビング後、許容量を超えなければ溶けた窒素は呼吸と共に排出される。

気泡が生じる

許容量を超えた場合、余分な窒素は体の中で気泡化してしまう。

血液に生じた小さな泡は末端細胞へ運ばれる途中、泡が欠陥を閉塞する。

その先にある細胞に酸素と栄養が届かない。

様々な身体的なトラブルを発生させる。

減圧症

これが潜水病のひとつ減圧症

減圧症にならないように時間と深度の計画を立ててダイビングをする。

また水中ではダイブコンピューターという計器を使用する。

減圧症にならないように深度と時間をチェックし、窒素が溶け込み過ぎないうちに浮上する。

ナイトロックスとは

そしてナイトッロックスとは21%よりも濃い濃度の酸素と窒素の混合ガスを言う。

今回使用した32%ナイトロックスは酸素が32%・窒素が68%。

空気の窒素79%に比べると窒素が11%少ない。

その分、体内に溶け込む窒素の量が少なくなり減圧症になり難い。

そして空気よりも長く潜ることが可能になる。

デメリットもある

深度下で濃い酸素は酸素中毒を起こす。

30mより深いダイビングでは注意が必要になる。

この場合の酸素中毒とは予告のない突然の失神。

水中での失神は溺れることを意味する。

ゆえにスキューバダイビングではたとえダイバー資格を所有している者でもナイトロックスを使用するときには専門の資格がいる。

ナイトロックスダイビングに関する特別な講習を受ける必要がある。

そしてダイブコンピューターの酸素濃度設定を覚える。

エンリッチドエアー

エンリッチドエアー

PADIンストラクターはこのナイトロックスの講習を実施している。

その講習のタイトルをエンリッチドエアースペシャルティーコースという。

ナイトロックスの中でも酸素の量が比較的少ない22%~40%のものをエンリッチドエアーと呼ぶ。