Contents

鏡餅の飾り、輪飾り、締め飾りの意味

正月飾り

正月といえば

正月のイメージと言えば鏡餅と門松。

他に初詣、お年玉、初日の出、おせち料理が頭に浮ぶ。

早い人は1月4日の今日が仕事始め。

鏡餅の飾り、輪飾り、締め飾りの意味の意味

鏡餅は神様へのお供として床の間や居間などに飾る。

現在はホームセンターなどでプラスチック梱包された簡単セットも売られている。

鏡餅は昔の鏡に真似て丸い形。

鏡は神器の一つ、大切なもの。

鏡には神が宿る。

鏡餅を飾ることで神様と一緒に新年を祝う。

餅が2つあるのは太陽と月、陽と陰。

重ねる理由は円満に年を重ねらるようにとの祈り。

正月飾り

鏡餅の飾り、輪飾り、締め飾りの意味

鏡餅の飾りにはそれぞれに願いと意味がある。

上から順番に見てみる。

1、扇(おうぎ)

扇は今でいう扇子のこと。

扇の形は末広がり、おめでたいとされる。

末広がりに繁盛することを願う。

2、橙(だいだい)

ビターオレンジのことで酸味と苦味が強いため直接食べるのには適さない。

橙は実ると3年以上木から落ちず、次の実が生っても実が落ちず何代も続く。

家族長寿、繁栄を願う縁起もの。

3、伊勢海老(イセエビ)

海老は長い髭を持ち尾が曲がる。

腰が曲がるまで長寿する、漢字も海の老人。

健康長寿の願い。

茹でて赤い伊勢海老は魔除け・厄除けの縁起物。

また容姿が鎧や具足をつけた武将にも似て命運が長く続く。

4、松(まつ)

真冬の中、雪が降っても葉が枯れ落ちる事無く、生きいきした緑を保つ常緑樹。

松のように不老長寿の願いを込める。

松は神様が降臨する木。

5、鏡餅

上記の説明のように神が宿る鏡。

神様と一緒に新年を͡祝う。

円満に年を重ねられるように。

6、昆布(こぶ)

「喜ぶ」「よろこんぶ」という語呂合わせの縁起物。

「子生婦」とも書き子孫繁栄にもつながる。

ヒロメ(古文書、アイヌ語)とも呼ばれ、和を広め、縁を広める。

ヒロメという名前の海藻は別にある

7、ゆずり葉

おおきな葉っぱのゆずり葉は新しい芽が完全に大きく育つまで古い葉っぱが落ちない。

新しい葉が成長した後に旧葉が落ちるので代を譲るという意味でゆずり葉の名がある。

親が子を育て、家が代々続くようにとの願い。

8、裏白(うらじろ)

うらじろは常緑性シダ植物。

葉の裏側が白いので裏白の名前がある。

腹の中は白い、清廉潔白を意味する。

古い葉が落ちずに新しい葉が出てくる。

家族の繁栄を願う気持ちも込められ、葉が左右対称の対になっているので夫婦円満をも意味する。

9、御幣(ごへい)

御幣は白や赤、金の四角形が交互に連続した2対の紙。

赤い色は魔除。

大きく手を広げ繁盛するようにと願う。

10、四方紅(しほうべに)

四方紅とは鏡餅の敷紙で4方向を紅で縁取った正四角形の紙。

天地四方を拝して災いを払う。

一年の繁栄を祈願。

11、三方(さんぽう)

神様へのお供えものを載せる白木の台、別名三宝とも書く。

折敷(おしき)と呼ばれる物を載せる盆と台の二つに分かれる。

台の三方向に穴が開き、穴の空いてない面が背側。

お供えする時は三方が一番下、それから順番に飾る。