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江之浦の12月の水温と魚たち

12月の水温

徐々に水温はゆっくり下がる。

12月に入ると水温は上旬で20℃、下旬で18℃に下がる。

プランクトンは減る。

魚にとって18℃はまだ寒い水温ではない。

まだまだ元気に育つ。

透明度はおよそ20m、一年でもっとも透明度の良い時期がこれから3ヶ月続く。

今年7月に孵化したアオリイカもだいぶ大きくなり、あちらこちらでエサである魚を捕食。

成長する季節回遊魚達モンツキハギ

8月末から到来した季節回遊魚達もまだ元気。

大きく育ってる子もいる。

モンツキハギ 9月 4cm

9月のNo,49で紹介したモンツキハギの子供は4cmから倍の8cmの大きさに成長。

モンツキハギ 12月 8cm

黄色が若干汚れて見える。

目の横にはオレンジ色の紋が出現。

尻ビレの縁も青みが出ている。

残念だが来月には居なくなる。

目立つこの子、撮影成功ツユベラ

この子も目立つ。

臆病で直ぐに岩の下に隠れてしまう子。

ちょこちょこ動くので写真を獲るのも難しい。

ツユベラ 赤ちゃん

ツユベラの赤ちゃん。

親とは色模様が全く違う。

なぜゆえここまで目立つ色なのか?

意味は解らないけど可愛いい。

淋しいけど来月には居なくなる。

葉っぱのフウライウオ

そして今回も変わった魚を見た。

それも雌雄のペア。

フウライウオ

変な形のこの魚

葉っぱのような形をして、口先を水底に向けた逆立ちの姿勢で、波に揺られてユラリユラリ。

風来坊という意味からフウライウオという名前。

今はカミソリウオと呼ばれる。

左側の大きな方がメスでお腹がパンパン。

あまり早く泳ぐことは出来ない魚。

その時の動画がこれ。

ユラユラしている様子が良く解る。

たぶん来月はいない。

風来坊なので何処へ行くかは?

いよいよウミウシ季節

ミアミラウミウシ

今まで何処に行っていたのか?

春先から姿を消していたミアミラウミウシが帰ってきた。

ミアミラウミウシ

この派手でケバケバしい色合いは凄い。

よほど色柄に自信があるらしい。

いよいよ水温が下がりウミウシのシーズンが到来。

今シーズンはどんなウミウシに会えるのか楽しみ。

シャチホコエビ?

シャチホコのようなエビもだいぶ大きくなってきた。

お尻を上げてピコピコ動かして何とも言えない愛嬌がある。

イソギンチャクモエビ

イソギンチャクモエビという名前でグビジンイソギンチャクに共生している。

秋にはグビジンイソギンチャクに共生している可能性が高い。

グビジンイソギンチャクを見つけたら全体をゆっくり覗き込んで捜してみると面白い。

シャチホコのような形で尾をピコピコ動かしている姿を見つけるチャンス。

来月もいたらラッキーかな?

続編で1月~12月までの江之浦の海を水温の変化をもとにその移り変わりを紹介させて頂いた。

江之浦の水温と魚たち

1年間の江之浦の水温と魚たち。

以下の知りたい月をクリック。

1~4月5~6月7月スズメダイの産卵7月アオリイカの孵化8月9月10月11月