ご紹介、江之浦の海 1月~4月 44

江之浦の海水温

前回、「江之浦(伊豆近辺)の海の水温  43」で江之浦での年間水温の変化の話をしました。

陸上よりも海中は1~2か月季節が遅くやってきます。

毎年、最高水温は8月末から9月上旬、最低水温は3月下旬です。

江之浦 1月~4月の海

海藻は冬育つものが多い事をご存知ですか?

例えば皆さんが御存じのワカメも冬育ちます。

伊豆近辺の海ではワカメは初夏には枯れて溶けて無くなってしまいます。

1月~2月の海

1月~2月、水温16℃以下に下がるとワカメの芽が出てきます。

透明度は良く20m先まで見えます。

水温が下がったために植物プランクトン、動物プランクトンが減ったのです。

海藻も減って枯れて溶けるものは少ないです。

魚の種類も数もだいぶ減ってきます。

低い水温でも生きていける魚だけが残ります。

水温16℃まで下がると南方系の魚たちは一週間ほどしか生きていられません。

これは餌を食べても消化する酵素が働かず消化不良、糞詰まりの状態になって死んでしまいます。

ウミウシは数も種類も多くなります。

食用になるマナマコの数も多く出てきます。

波打ち際ではイワノリやハンバノリの芽が出て育ちます。

ワカメ 3月上旬

1月~2月にでたワカメの芽は2~3ケ月で生育し3月~4月になると胞子を出す芽カブが出来て胞子を出すと枯れて無くなります。

沖縄のような暖かい所ではワカメは育ちません。

ちなみに伊豆近辺では天然のコンブは育ちません。

コンブにとって伊豆の海は冬でも暑すぎるようです。

3月の海

水温が下がる3月になると色々な海藻が育ち、一年の中で一番海藻が繁茂する時期です。

胞子を出し始めるものが出てきて海が濁り始めます。

今まで透明度の良かった海はこの月から夏に向けて濁った状態が続きます。

春一番が吹く季節で波も出易い時期です。

波に揉まれて千切れる海藻もあり、枯れて海に溶けます。

ダンゴウオの子供はこの時期出現します。

4月の海

4月に入り水温が少し上がり始めます。

成長する海藻も多くいます。

ワカメは更に胞子放出全開、葉っぱの先端から枯れて溶けてきます。

植物プランクトンが増えます。

そして動物プランクトンが増えてきます。

海の透明度は落ちます。

エサが沢山あるので魚たちはスクスク育ちます。

ある種の魚は産卵を始めます。

サザエなども産卵します。

アメフラシも産卵します。

ウミタナゴは稚魚を産みます。

波打ち際のイワノリやハンバノリは枯れて溶け始めます。

水底にはアミ(小さなエビ)が出始めます。




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